体重喜怒哀楽

 

先週末、思い切ってごっそり夏物を捨てる。

いやはや、着ていない服が出てくること、出てくること。そりゃあ「安物買いの銭失い」だなぁ、と深々反省。ハッキリ言って、着てないものに囲まれると、着てもよさそうなものまで見えなくなってしまう。よって、今期全く着なかった服は、一、二の例外を除いて、みなリサイクルショップに回す。安物買いも塵も積もれば結構な額で購入したはずなのに、売り払う際は1キロ150円。結局妻の服も合わせて600円ちょっとにしかならず、とほほ、である。ほんと、次から吟味しないと。

で、整理していたら、タンスの奥から、スラックスを発掘。おお、昔々、師匠の取材のお供でスウェーデンに行った帰り、イタリアに遊びに行った際、ミラノのアウトレットで買ったおズボンではないか。早速、今日はいてみた。ぴったりというか、ちときつめ、というか。でも、ちゃんとはけた。ということはあれは博士後期課程1年の頃だから、7年前くらいのお話。その頃の体重にようやく戻った、という事も言えるし、その当時からそんなにウエストが昨今拡がっていたのか、と思うと、とほほ、である。

ダイエットを意識して10ヶ月目。最大84キロから始まって、今は76から77キロをウロウロしている。80まではすぐに落ち、77までも同じくらいのスピードで落ちたのだけれど、そこでピタッと止まってしまう。このサイトを自分で検索してみたら、4月の段階で、「瞬間最小体重!?76.8キロを記録」なんて言っているから、結局そこから半年近く、動かないまま。これを指して、「リバウンドがないから良かったよね」とも言えるけど、「この76キロの壁が大きい」という実感の方が強い。週に2回程度はジムにも行っていて、こうなのだから、あとはストレッチと食生活を見直さないと、やはり変わらないのだろうか。

そうそう、こないだ岡田斗司夫氏のダイエット本を読んでみる。彼の主張を簡単に言えば、「食べたものを全て記録する」「慣れてきたらカロリー計算もする」「それも定着したら、そのうち1日1500キロカロリーになるように、1週間単位で平準化する」、ということ。そうすれば、50キロ落ちるそうな。このうち、「記録する」というレコーディングは、僕もある種ブログで体重をレコーディングしているので、その通り。ただ、食べたものを全てブログに載せるのも趣味が悪いけど、メモ帳に書いておくのは有効かも知れない。まあ、食い意地が張っている、というか、美味しいものにはまだ後ろ髪引かれるので、カロリー計算&1500キロカロリーに制限、というのが本当に自分に可能か、というとだが。

しかし、真面目な話、体重が減ると、風邪も引きにくくなり、疲れも以前ほどひどくないので、やはり負荷が変わったことを実感する今日この頃。でも、大学院の頃より、明らかに大学生の頃の方が痩せていたから、まだウエストは絞りたい。それも、あまり禁欲的でなく、楽しくやりたい。そう言えば、岡田氏は、「今日は後何を食べていいのか、と考えるのが、テトリスのように楽しい」と言っていたが、そういう楽しさは僕にはないので、別の楽しさを考えないと。

食欲の秋だけど、よく噛んで、小食の秋にしないとまずいよなぁ、と改めてレコーディング(記録)して、記憶しようとするタケバタ。ああ、体重喜怒哀楽はしばらく続くのでありました。

投稿者: 竹端 寛

竹端寛(たけばたひろし) 兵庫県立大学環境人間学部准教授。現場(福祉、地域、学生)とのダイアローグの中からオモロイ何かを模索しようとする、産婆術的触媒と社会学者の兼業。 大阪大学人間科学部、同大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。山梨学院大学法学部政治行政学科教授を経て、2018年4月から現職。専門は福祉社会学、社会福祉学。日々のつぶやきは、ツイッターtakebataにて。 コメントもリプライもありませんので、何かあればbataあっとまーくshse.u-hyogo.ac.jpへ。