自分が変わらなきゃ

 

ぐっと朝が冷え込んできた。ようやく秋らしさを感じる。

今朝も6時に起きて、テクテク近所の里山方面へと歩みを進める。最近、出張などで遅くならない限り、日付変更線を過ぎる前には寝てしまうので、6時頃、目が覚めるのだ。朝起きられる時には起きて歩こう、と、思い立って歩き始めたのだが、意外に続いている。まあ、あんまりストイックにならず、起きれたら、時間の許す範囲で歩けばいいや、というのが、続いているコツなのだろうか。出来れば4,5キロ体重を落として、もう少しフットワークが軽くなったほうが良いのだが・・・。

フットワーク、というと、週末、久しぶりに妻とテニスをしてみた。我が家は僕以外はみんなテニスが上手いので、僕もストローク程度ならたしなむこともできる。実は小学校の頃、肥満児だったので、テニススクールにも1,2年通っていた。サッカーや野球といった団体競技は下手くそだし好きでもなく、どちらかというとプールやテニス、などの個人競技あるいはそれに近いものの方が性にあっていたようだ。プールもテニスも、どちらも数年間はやっていた。で、久しぶりに一時間みっちり打つと、身体がクタクタになる。でも、健全なクタクタは、心を豊かにしてくれる、ということを、これまた久しぶりに思い出した瞬間だった。ただ、今週末以後、しばらくはほぼ毎週末、出張が重なるので、なかなかテニスも出来そうにないが。

そう、こういうスポーツが出来ない言い訳を、僕は昔から山ほど用意していたのだ。書いていて、今気づいてしまった。その一方で、例えば興味深い会合がある、面白い実践がある、というと、遠い場所でも、なんとか時間を見つけて(作って)、時には(昔はしょっちゅう)無理してでも、都合をつけて関わっていた。だが例えばジムでもテニスでも散歩でも、毎日都合をつければ出来る、ということについては、ついつい「明日やればいいから」と言い訳をして、逃げる。興味あることはのめり込むのに、面倒なことはおざなりにしている自分がいるのだ。講演なんかで「諦めていないか」と問いかけている自分自身が、自己の体調管理や運動を「諦め」ていては、格好が付かないし、言葉が薄っぺらくなるよなぁ、と反省しきり。やはりせめてテクテク歩きとジムは「諦め」ないで続けねば。

今日はこれから忙しい一日。午前中に明日の授業2コマの準備をして、昼からは「これからの社協」というネタで講演。最近ずっと考えている「支援者変革論」が組織変革、地域変革とどう有機的に繋がっていくか、というテーマを少し現場の方々にぶつけてみようと思う。そのあと、夕方にはこれまた研修関連で打ち合わせ。人に変われ、という前に、まず自分が変わらなきゃ、と今日は言い続けるのだ。そう、これは、他人に言う前に、まず自分に説き伏せる文言でもある。さて、はじめますか。

投稿者: 竹端 寛

竹端寛(たけばたひろし) 兵庫県立大学環境人間学部准教授。現場(福祉、地域、学生)とのダイアローグの中からオモロイ何かを模索しようとする、産婆術的触媒と社会学者の兼業。 大阪大学人間科学部、同大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。山梨学院大学法学部政治行政学科教授を経て、2018年4月から現職。専門は福祉社会学、社会福祉学。日々のつぶやきは、ツイッターtakebataにて。 コメントもリプライもありませんので、何かあればbataあっとまーくshse.u-hyogo.ac.jpへ。