朝から頭が痛い。二日酔いだ、間違いない。
実はここ数年、日本酒をたくさん飲むか、ワインの後にウイスキーを飲む等のチャンポンをするか、以外では二日酔いはなかった。日本酒の味は好きなのだが、体質的に強くないらしく、コップ3杯くらい飲むと、日本酒では出来上がってしまう。一方、ワインは体質に合うのか、妻と二人で飲み始めたら大体一本はあける。昨日もビールをコップ1杯ずつ飲んだ後、いつもの酒屋で買った赤ワインを空けていた。
昨日はM先生のご実家で作られた、ぷりっぷりのエンドウ豆を頂いたので、豚肉・タマネギ・マイタケと炒めて、黒酢とごま油をかけ、最後にあんかけにして頂いた。絶品の美味。こういう季節ものは大変美味しい。感謝感謝、である。そう、この炒め物と、スペイン産のテンプラニーニョ種の赤ワインが合うこと、あうこと。甲府は既に毎日が真夏日なので、常温で保存しておくとワインが吹き出してしまう。よって今月から赤ワインは冷蔵庫の野菜室に鎮座されているのだが、きりっと冷えた赤ワインも、特にフルボディの場合、それはそれで夏には美味しい。そしてスルスルっと一本飲んで、最後にオリが溜まっているのはご愛敬、と思っていた。それが・・・。
そう、ウコンが切れていたのだ。
数年前、某大学翻訳センターの頭文字をとった会社のウコンに出逢って、お酒の後にウコンを飲むようになって、二日酔いがピッタリなくなった。ちょうどその時を同じくして、今「お取り寄せ」している兵庫の酒屋の店長とも出逢った。そんな出会いが重なって、ワインの味を知るようになり、タケバタのアルコール道は一歩、奥地へ入り込み始めたのだった。ウコンがないだけで、こんなにしんどいとは・・・。不在の在、なくなってみて再び思い出す、ウコンのありがたさ、である。
なので、朝一番で研究室で濃いめのコーヒーをたっぷり作り、マグカップでグビッと飲み干す。これで少し霧が晴れ、今日の1限は1年の陸上部員達が、パワーポイントでプレゼンテーション対抗戦をしたので、それの司会役。今の学生さんのメディアリテラシーは相当なもので、ちゃんと1年でもパワポを見事に使いこなす。ご立派。そんな皆さんの発表のお膳立てをしている内に、汗もドバッとかいて、ようやくアルコールが抜けていく。そんな訳で、少し頭がクリアになった木曜午前であった。さて、溜まっている仕事を片づけなくちゃ。